GAO報告「高性能コンピューティング:国家戦略の実践で進展はあるものの、より良い報告制度と詳細な計画が必要」

2016年の国家戦略的コンピューティング・イニシアチブ(2016 National Strategic Computing Initiative)は、連邦省庁に、高性能コンピュータの開発を加速させ、研究者が利用できるようにすることを指示している。エネルギー省(Department of Energy)は3台のエクサスケール・コンピューティング・システムに22億ドルの予算を充当しており、2021年に最初のシステムが稼働する計画である。政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)が発表した報告書「高性能コンピューティング:国家戦略の実践で進展はあるが、より良い報告制度と詳細な計画が必要(High-Performance Computing: Advances Made Towards Implementing the National Strategy, but Better Reporting and a More Detailed Plan Are Needed)」によれば、大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)と連邦機関による報告では、2016年の戦略計画の目的に対する進捗状況に矛盾が見られる。2020年の戦略計画(2016年版の後続)には、GAOが特定した国家戦略の理想的な特性(複数)のうちの2点が盛り込まれている。GAOは今回の報告書の中で、OSTPに対し、①2020年の戦略計画実践に関する進捗状況を年次報告すること、②今後の実践ロードマップもしくはその他の手段を通じて国家戦略の理想的な特性のそれぞれに対処すること、を勧告している。

Government Accountability Office “High-Performance Computing: Advances Made Towards Implementing the National Strategy, but Better Reporting and a More Detailed Plan Are Needed” (9/30/21)