DAPRA:国防の最適化に関する問題を計算効率の向上で解決する取り組み

国防総省(Department of Defense)は、ミッションに重要な能力を実現するため、多くの複雑な最適化問題(一例として、供給品を最も効率的に分配する方法の判断や、兵士が敵対武力に直面する可能性を最小限にすることなど)を解決しなくてはならない。こうした複雑なシナリオを解決することは難しく、その主な理由は既存のコンピューティング資源に限界があるためである。このような中、量子コンピューティングがその解答となる可能性があると考える国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、量子にヒントを得た伝統的なコンピューティング解決を開発する新たなプログラム「量子にヒントを得た伝統的なコンピューティング(Quantum-Inspired Classical Computing: QuICC)」を実施することを発表した。QuICCの進展は、計算効率(特定の問題に対する高品質のソリューションを取得するために消費されたエネルギーによって表される)を含む一連の主要な指標で測定される。QuICCのプロトタイプ・システムは、中規模の問題に消費されるエネルギーを50分の1に削減すること、そしてミッション規模の問題解決に500分の1のエネルギー削減の実現可能性を示すことを目的とする。

Advanced Research Projects Agency-Energy “Solving Defense Optimization Problems with Increased Computational Efficiency” (10/4/21)