カリフォルニア州で進行している干ばつにより、同州における水力発電の水準が大幅に低下している。今後も平年以上の気温が予測され、消費者が冷房を利用し、需要が最大となる夏の後半には危険な状態となる可能性がある。カリフォルニア州の独立系統運用機関(Independent System Operator: ISO)の広報担当者は、「ISOにおける水力発電量は毎年異なる。今年の生産量は、水力発電の歴史的な平均を下回るだろう」と述べている。州の大半が、米国干ばつモニター(US Drought Monitor)によって「異常干ばつ」とされている中、ISOのデータによれば、燃料混合全体に水力発電が占める割合は、2020年の7.3%から2021年は5%未満と低下した。干ばつにより水力発電の有用性が低下したことから、その差は天然ガスや輸入電力、再生可能資源といったその他の電力資源で補填されなくてはならない。ISOのデータによれば、再生可能や地熱発電が燃料混合全体に占める割合はそれぞれ増加している。