バイデン政権、米国初の大型オフショア風力ファームを承認

バイデン政権が5月11日、米国内で初となる商業規模のオフショア風力ファーム、ビンヤード風力(Vineyard Wind)プロジェクトを承認したことを受け、今夏にもその建設が開始する見込みである。同プロジェクトでは、最高84基のタービンが大西洋沖(マサチューセッツ州のマーサス・ビンヤード(Martha’s Vineyard)海岸から約12海里沖)に設置され、合計約800メガワット(約40万世帯分)の発電能力を有する。ビンヤード風力プロジェクト以外にも、東海岸で数十件のオフショア風力プロジェクトが連邦審査の対象となっている。内務省(Department of Interior: DOI)は、2020年代末までに約2,000基のタービンが、マサチューセッツ州からノースカロライナ州の海岸沖で稼働する可能性があると試算している。ただし、オフショア風力発電が今後全て円滑に進むわけではなく、商業漁業団体や海岸沿いの土地所有者は、プロジェクトを提訴することが見込まれており、環境保護団体はオフショア風力発電が海洋生物に及ぼす影響を懸念している。

New York Times “Biden Administration Approves Nation’s First Major Offshore Wind Farm” (5/11/21)