バイデン大統領による裁量予算要請が発表されたが、低所得者地域の学校や公衆衛生プログラム、気候変動対策への大規模な支援がある一方で、国防総省(Department of Defense)予算は微増となっていることから、多くの議員の支持を得られる見込みは低いとみられている。行政管理予算局(Office of Management and Budget: OMB)が4月9日に発表した「大統領の2020年度裁量予算の要請(The President’s FY 2022 Discretionary Request)」は、議会に対して、非国防プログラムに7,690億ドルを、国防プログラムに7,530億ドルを拠出することを要請している。これは、現行の国内プログラムの予算水準の16%増加となることを示し、軍事費の増加はわずか1.7%となる。軍事予算の微増案は、議会の国防タカ派からの反発を、そして国防予算の10%削減などを求める議会進歩主義者の反発を招くと予測されている。
Politico “Biden’s $1.5T 2022 budget includes 16 percent domestic spending boost” (4/9/21)