国立衛生研究所(NIH)、グラント受益者の給与上限を2万ドル引き下げ

議会で昨年10月に、「国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)のグラント受益者の最高給与額を従来の19万9,000ドルから17%削減する」との案が提出された際には、米国医療大学協会(Association of American Medical Colleges: AAMC)を含む111の団体・機関がそれに反対する書簡を議会に送付した。最終的にこの削減率は10%に縮小され、これを受けてNIHは1月20日、「昨年12月23日より前に新グラントを獲得した研究者は、グラントから最高19万9,700ドルの給与を得ることができるが、同日以降にグラントを獲得した研究者の給与は最高17万9,700ドルとする」と発表した。最悪の状況は免れたものの、既に厳しい予算状況にある学術医療研究機関はこの決定に不満を示している。ある研究機関では、削減された給与分を埋め合わせるために年間600万ドルを自己資金から捻出しなくてはならないと試算している。
Nature.com “NIH salary cap falls by $20,000” (1/20/12)