太陽エネルギー産業協会(Solar Energy Industries Association: SEIA)は6月10日、2026年第1四半期の全米太陽光発電導入量が7.8ギガワット(GW)に達し、累計設置数が600万件を突破したと発表した。クリーンエネルギーを対象とした税制・規制措置変更などの逆風にもかかわらず、世界的なガス供給混乱やガスタービン供給途絶に伴うエネルギー安全保障への懸念から、同四半期に新設された全電源容量の91%を太陽光と蓄電池が占めた。SEIAとウッドマッケンジー社(Wood Mackenzie)が共同発表した報告書によると、人工知能(AI)主導の電力需要拡大への対応から、IT企業による公益事業規模の太陽光契約が前年同期比で15%増加したという。また、テキサス州やフロリダ州などトランプ大統領が大統領選で勝利した州での導入が顕著で、全導入量の74%を占めた。SEIAは、エネルギー購入者は太陽光発電と蓄電システムの安定性、低コスト、スピードを求めており、許認可手続きの遅延が中国とのAI主導権争いや電気料金高騰を招いていると指摘した。
SEIA “REPORT: Solar and Storage Provide Over 90% of All New Power Added to the U.S. Grid in Q1, Despite Headwinds in Washington” (06/10/26)