米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は今般、「持続可能な開発が全ての人々と地球の恩恵をもたらすよう運用可能にする(Operationalizing Sustainable Development to Benefit People and the Planet)」と題する報告書を発表した。国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)を運用可能にするために、政府や非政府組織、慈善組織、大学、民間部門が講じることができる潜在的な行動ステップ及び研究を特定した報告書である。SDGsは2030年までの目標達成を目指しているが、世界は現在、その軌道にない。主要な課題は、SDGsをどのように運用可能にできるかについて関係者の間で共通の理解が欠落していることである。報告書は、行動ステップ及び優先的研究分野として、①教育及び能力強化、②SDGsを地域に根付かせ、地域の知識ネットワークを作る、③食糧システム、④都市化、⑤脱炭素化、などを挙げている。