商務省(Department of Commerce)は9月6日、バイデン大統領が先月署名して法制化した「2022年CHIPS法(CHIPS Act of 2022)」から500億ドルが拠出される「米国向け半導体生産の有益なインセンティブ創出プログラム基金(Creating Helpful Incentives to Produce Semiconductors (CHIPS) for America Fund(通称:米国チップ基金(CHIPS for America Fund)」の実践方法を概説した戦略報告書「米国チップ基金戦略(A Strategy for the CHIPS for America Fund)」を発表した。米国チップ・プログラム(CHIPS for America program)は米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)内で実施され、国内半導体業界を活性化し、イノベーションを促進しつつ、米国内に良好賃金の雇用を創出することを目的とする。本プログラムは主要な目標として、①米国内で先端半導体生産を確立及び拡大する(米国が現在、世界供給に占める生産の割合はゼロ)、②成熟ノード半導体の十分かつ安定した供給を構築する、③次世代半導体技術が米国内で開発、生産されることを確実にするR&D投資を行う、④良好賃金の製造雇用を数万人、数十万人以上の建設雇用を創出する、の4点を挙げている。戦略報告書にはこの他に、主要なイニシアチブ、資金提供通知のスケジュールなどが記載されている。