地熱発電の送電網価値分析へ8件選定、最大950万ドル支援

エネルギー省(Department of Energy)傘下の地熱技術局(Geothermal Technologies Office)は3月30日、地熱発電が送電網にもたらす経済的価値を定量化する「GRIDイニシアチブ(GRID initiative)」において8件のプロジェクトを選定した。総額最大950万ドルを投じて、地熱電源の系統安定化や需給調整などの効果を、高度なモデル分析で明らかにする。電力研究所(Electric Power Research Institute)やローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)、オハイオ州立大学(Ohio State University)などの研究機関や国立研究所、大学が選ばれ、現在、正式決定に向け交渉中である。地熱発電は安定供給が可能な電源であると同時に需給調整などの系統補助サービスも担えるため、こうした利点を経済価値として明確化し、より適正な価格評価や開発投資を促す狙いがある。あわせて、選定された地域での系統統合への影響を分析し、地域の公益事業者による計画策定への適切な組み込み方も探り、地熱の系統価値を示す共通指標の適用も進める。

Department of Energy “New Projects Will Analyze Geothermal’s Value to the Grid” (03/30/26)
https://www.energy.gov/hgeo/geothermal/articles/new-projects-will-analyze-geothermals-value-grid