国防総省の審査停滞で陸上風力建設30件超が遅延 AI向け電力確保に影響

アクシオス(Axios)は3月30日、国防総省(Department of Defense)の審査遅延が30件以上の陸上風力発電プロジェクトを停滞させ、AI競争を支えるデータセンター建設に影響を与えていると報じた。同省が風力タービンによる軍用レーダーや航空システムへの干渉についての審査を保留し、その総容量は約7.5ギガワット(GW)に上るという。これらは風況の変動を考慮しても複数の大都市や大規模データセンターを賄える電力で、アメリカン・クリーン・パワー協会(American Clean Power Association: ACP)は「直接的な妨害」と批判し、政権が国家安全保障を理由に審査を遅らせる根拠は薄弱と指摘した。上院エネルギー委員会のマーティン・ハインリッヒ上院議員(Martin Heinrich)もエネルギー価格の高騰を招いたと非難している。コンサルティング会社のラピダン・エネルギー・グループ(Rapidan Energy Group)によると、許認可制度改革法案の成立確率は25%に低下したとし、業界団体は遅延に関する説明を求めており、回答がなければ訴訟も示唆している。

Axios “Scoop: New pro-AI group preps $100M midterm blitz to boost Trump’s agenda” (03/30/26)
https://www.epa.gov/newsreleases/epa-finalizes-historic-new-renewable-fuel-standards-strengthen-american-energy