米国、緊急応答時における電気航空機の使用に着目
連邦政府は、遠隔地における自然災害やその他の公衆衛生緊急時に早急に応答することを目的として、電気航空機(electric air taxis)を試験する準備を進めている。厚生省(Department of Health and Human Services)は電気航空会社のベータ・テクノロジーズ社(BETA Technologies)に、東海岸及びメキシコ湾岸沿いの22の拠点に電気航空機用充電器を設置するため、2,000万ドルの契約を発注した。充電器は電気自動車及び電気航空機に使用でき、厚生省の戦略的準備・応答局(Administration for Strategic Preparedness and Response: ASPR)による試験的取り組み(最先端の輸送手段を使って設備や医薬品、患者を輸送する)を支援する。多くの農村地域において、地元での医療ケアへのアクセス欠落は、高い疾病率や死亡率に寄与している。しかし、航空救急車で人を輸送するのは高費用であり、ヘリコプターが使用されることがしばしばあるが、ヘリコプターは通常、悪天候の場合は飛行できない。電気式垂直離着陸機(electronic vertical takeoff and landing vehicles: eVTOL)は、ヘリコプターよりも安価で効率的である。ただし、ハリケーンで停電した場合、充電器は作動しない。このため、定置型電池貯蔵や発電機のような予備電源も必要となる。 Axios “Exclusive: U.S. looks to electric aircraft for emergency response” (9/4/24)