DOE、ラスベガス近郊におけるフォトワティオ・ソーラープロジェクトへの融資保証に関する条件付き約束を発表

エネルギー省(Department of Energy: DOE)のスティーブン・チュウ長官(Steven Chu)とハリー・リード上院多数党院内総務(Harry Reid、ネバダ州選出民主党)、シェリー・バークレー下院議員(Shelley Berkley、ネバダ州選出民主党)は6月2日、ネバダ州ラスベガス近郊における20メガワット(AC)太陽光発電施設に対するDOEの4,560万ドルの融資保証に関し条件付き約束を発表した。同施設は、フォトワティオ再生可能ベンチャーズ社(Fotowatio Renewable Ventures, Inc.)によるプロジェクトである。同施設では、9万枚以上の多結晶シリコンモジュールを単一軸の追尾装置に装備させ、これにより固定傾斜型のPVシステムよりもより多く集光することができるという。 ENERGY.GOV “Secretary Chu, Senator Reid, Rep. Berkley Announce Conditional Commitment for Loan Guarantee to Fotowatio Solar Project Near Las Vegas, Nevada” (6/2/11)

コラ・マレット氏、NSFの副長官として承認

議会上院は5月26日、コラ・マレット氏(Cora Marrett)を国立科学財団(National Science Foundation: NSF)の副長官として承認した。オバマ大統領は同氏を2010年8月5日に指名し、新議会となった2011年1月5日に再指名していた。マレット氏は2011年2月から財団問題(Foundation Affairs)の上級顧問、また、2010年6月から2010年10月までは長官代行を務めていた。 NSF “Cora Marrett Confirmed as NSF Deputy Director” (6/1/11)

エネルギー省、太陽光発電プロジェクトのコスト削減を目指し、2,700万ドル交付を計画

エネルギー省(Department of Energy: DOE)は6月1日、太陽光発電事業における非ハードウェアのコスト(ソーラーパネルや取り付けハードウェア、エレクトロニクス以外のソーラーシステム導入コスト)を削減することを目的とし、2,700万ドルに上る新たなファンディング計画を2件発表した。1つは、市や郡が許認可プロセスの合理化およびデジタル化ソリューションの開発を競う「ルーフトップ・ソーラーチャレンジ(Rooftop Solar Challenge、最高1,250万ドル)」で、もう1つは地方政府が太陽光発電システムの導入プロセスを合理化および迅速化するために利用できるツールの開発を目指す「バランス・オブ・システム・コスト(Balance of System Costs、最高1,500万ドル)」である。 ENERGY.GOV “DOE Announces $27 Million to Reduce Costs of Solar Energy Projects, Streamline Permitting and Installations” (6/1/11)

オバマ大統領、次期商務長官に元ユーティリティ企業CEOで環境保護者のブライソン氏を指名

オバマ大統領は5月31日、次期商務長官(Secretary of Commerce)として、カリフォルニア州の電力企業の最高経営責任者を務め、環境保護者でもあるジョン・ブライソン氏(John Bryson)を指名した。承認されれば、輸出の2倍増というオバマ政権の目標に率先して取り組むとともに、同氏の企業経営者としての経験や人脈は政権と財界の関係強化に貢献すると見られる。ただし上院共和党は、「韓国、パナマ、コロンビアとの通商協定が議会に持ち込まれるまでいかなる商務長官指名も阻止する構えである」としており、承認は難航する可能性がある。 The Wall Street Journal “Obama Picks Former Utility CEO, Green Activist, for Commerce Post” (6/1/11)

Xプライズ財団とクアルコム社が賞金1,000万ドルの「トリコーダー・プライズ」を発表

Xプライズ財団(X PRIZE Foundation)は5月27日、クアルコム社(Qualcomm Incorporated)と共同で、モバイル機器を通じて患者のより良い診断を行うソリューションの開発を目的とし、賞金1,000万ドルの「トリコーダーXプライズ(Tricorder X PRIZE)」を計画すると発表した。同コンペを通じて、技術有用性やワイヤレスセンサー、クラウドコンピューティング、モバイル医療の専門家を集め、これらの分野のコンバージェンスを加速させることが目指されることになる。これにより、利用者は健康状態についてより早くかつ効果的に評価することが可能になるという。年内にトリコーダーXプライズの詳細が決定され、コンペは2012年早期に開始される予定である。 spaceREF “X-Prize and Qualcomm Announce $10 Million Tricorder Prize” (5/27/11)

ロスアラモス国立研究所の新所長にベテランの兵器科学者が就任

ロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Laboratory: LANL)の新所長に、ベテランの兵器科学者でマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)出身の物理学者であるチャールズ・マクミラン氏(Charles McMillan)が就任することが発表された。マクミラン氏は、LANLの兵器プログラム担当主席副所長として、LANLの核兵器抑止の使命を遂行するための科学、技術、工学およびインフラを担当していた。 ScienceInsider “New Los Alamos Director Is Weapons Veteran” (5/27/11)

ニュージャージー州、キャップ・アンド・トレード制度から撤退へ

ニュージャージー州のクリス・クリスティ知事(Chris Christie)は5月26日、米国で唯一のキャップ・アンド・トレード制度(北東および中部大西洋沿岸の10州が参加)の「地域温室効果ガスイニシアチブ(Regional Greenhouse Gas Initiative: RGGI)」からニュージャージー州が年末までに撤退することを発表した。同知事は、「RGGIは温室効果ガス排出削減に失敗しているだけでなく、市民や企業に不要な税負担を強いている」と批判した。 nature.com “New Jersey nixes participation in US cap-and-trade system” (5/27/11)

コバーン上院議員のNSF批判、反発を招く

トム・コバーン上院議員(Tom Coburn、オクラホマ州選出共和党)が5月26日、「国立科学財団(National Science Foundation: NSF)は約30億ドルの資金を無駄にしている」と批判する報告書「国立科学財団:詳細な調査(National Science Foundation: Under the Microscope)」を発表した。しかし、「コバーン議員の報告書自体が誤りと疑わしい分析に満ちている」と批判する専門家も少なくない。 ScienceInsider “Senator’s Criticism of Science Foundation Draws Fire” (5/26/11)

ティール・フェローシップ、24人の才能ある学生に10万ドルを提供

ペイパル社(PayPal)の共同創立者であるピーター・ティール氏(Peter Thiel)は5月24日、ティール・フェローシップ(Thiel Fellowship)に選出された24名の学生を発表した。ティール氏は各学生に10万ドルを提供し、学生は2年間休学してシリコンバレーのメンターネットワークを通じて各自のビジネスアイデアの開発に取り組む。学生は、ハーバード大学(Harvard University)やマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)といった大学の者もいる。同フェローシップは高等教育の価値に疑問を投げかけるもので、一部のアントレプレナー学生は大学を去った方がよいと勧める形にも取れることから、大学関係者の間で大きな議論を巻き起こしている。 THE CHRONICLE “Thiel Fellowship Pays 24 Talented Students $100,000 Not to Attend College” (5/25/11)

EPAと運輸省、新たな燃料経済ラベルを発表

運輸省(Department of Transportation)と環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は5月25日、2013年モデル車以降の全ての新車に添付が義務付けられる新たな燃料経済ラベルを発表した。新ラベルにより、①電気による新技術車と従来型のガソリン車の燃料消費及びコストの比較方法、②平均的な新車と比較して当該車が向こう5年間にどの程度燃料を節約あるいは消費するかに関する試算、③スモッグ排出および汚染物質排出に関する他車との比較格付け、などの情報が提供される。 EPA “EPA, DOT Unveil the Next Generation of Fuel Economy Labels” (5/25/11)