NIH、労働組合結成努力への反対を撤回

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は、キャリア初期の研究者による労働組合結成への取り組みについて、その法的位置づけに疑問を呈していたが、今般、潜在的な組合会員による投票に反対しないことを表明した。これを受けて、労組結成提案者の一人で、国立薬物乱用研究所(National Institute on Drug Abuse: NIDA)に勤務する神経薬理学のポスドク、マージョリー・レビンスタイン氏(Marjorie Levinstein)は、「NIHは正しい選択をした」と述べる。同氏はその他の提案者と共に6月、NIH施設で働く非常勤の研究者4,800名(ポスドクや大学院生、学士号取得後の研究者を含むグループ)の過半数が労組結成を支持するか否かを決める投票選挙を行うよう、連盟労働関係局(Federal Labor Relations Authority)へ申告した。申告後、NIHの高官が、NIHの訓練プログラムの下で任命された研究者は、労組結成権を持つ「職員」ではないと主張した。しかしその後、その反対を撤回したことで、投票選挙への道が開かれた。もし労組結成努力が成功すれば、米国内の連邦機関でキャリア初期の研究者による初の労組が形成される。

Science “NIH withdraws opposition to unionization effort” (8/10/23)