国家情報長官室(Office of the Director of National Intelligence)の情報先端研究プロジェクト活動(Intelligence Advanced Research Projects Activity)は1月26日、「ネイル・トゥー・ネイル指紋チャレンジ(Nail to Nail Fingerprint Challenge: N2N指紋チャレンジ)」を開始した。バイオメトリックの指紋採取及び認識システムを改良し、平面的な指紋採取を排除して、生体及び法医学上の生体指紋認識を向上させることが狙いである。N2N指紋(nail to nail fingerprint)は、爪の端からもう一方の端までの指紋全体を指す。従来の基準では、指紋採取の訓練を受けたオペレーターがセンサー上で指を押さえながら指をぐるりと回すことでN2N指紋を採取する。人の手を使わない代替方法として、指をセンサーに押し付ける方法があるが、この場合、N2N指紋の一部しか採取できない。今回のN2N指紋チャレンジは、人(オペレーター)を使わず、しかし精度の高い指紋を採取できる自動N2N指紋採取技術を模索する。チャレンジは、2017年秋までを通じて2段階にわたって行われる。
Office of the Director of National Intelligence “IARPA Announces the “Nail to Nail Fingerprint Challenge” To Develop Next Generation Fingerprints” (1/26/17)