政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は11月15日、「中国:米国の大学における技術移転リスクに対処する取り組みが実施されているが、移民・関税執行局には関連データの改善が可能(China: Efforts underway TO Address Technology Transfer Risk at U.S. Universities, but ICE Could Improve Related Data)」と題する報告書を発表した。現在、米国の大学でSTEM分野の学問を学ぶ外国人大学院生の3分の1は中国国籍であり、その一部は慎重を要する研究へアクセスできる。米国当局は、技術を外国事業体へ移転する高いリスクを呈する可能性がある学生を示唆する複数の要素を特定している(一例として中国などの懸念国の出身者)。移民・関税執行局(Immigration and Customs Enforcement: ICE)は、こうした要素に関連するデータベースを維持しているが、これらのリスクに関連する追加データを把握するためにデータベースの更新が必要かどうかといった評価を行っていない。また、ICEのデータの一部は不完全なものとなっている。GAOは、ICEに対して、①義務付けられている評価にマイルストーンを設定すること、②技術移転リスクを示唆する可能性がある要素の関連データを改善すること、の2点を勧告している。