政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は4月17日、「科学技術スポットライト:合成生物学(Science & Tech Spotlight: Synthetic Biology)」を発表した。合成生物学は、ウィルスやバクテリア、酵母、植物、動物の遺伝物質を変更し、有益で新しい特性をもたせることができる。例えば、カイコにクモのDNAを統合することで、カイコは極めて強力で超軽量の絹を生産する。こうした技術は、医薬や農業、製造、環境などの分野の課題に対処する一助となり得る。報告書は、合成生物学の現状、仕組み、成熟度について記述した上で、機会(広範に適用できる可能性、バイオテクノロジーへのより公平なアクセスなど)、課題(安全性と安全保障上の懸念、環境への懸念など)、政策的意味合い(政策策定者は、合成生物学の研究開発がもたらす社会的影響と公共政策の意味合いを評価する上で、専門性と資源への適切なアクセスを有しているか? 合成生物学の研究及び応用に伴うリスクの監視と評価において、国内及び世界的な関係機関との調整はどれほど有効か?など)を挙げている。
Government Accountability Office ” Science & Tech Spotlight: Synthetic Biology” (4/17/23)