極超音速国防プログラムの合同研究開発を進める国防総省(Department of Defense)にとり、これらのシステムを試験する能力は重要であるが、現行の試験能力は陸上及び海上ベースで、費用高で頻度は低く、試験距離も限定されている。こうした課題に対応するため、国防イノベーション・ユニット(Defense Innovation Unit: DIU)とそのミッション・パートナーは、現代的で低費用、高頻度、デュアル・ユースの航空試験プラットフォームのプロトタイプに取り組んでいる。DIUは2022年9月に、極超音速に関する最初の要請を発表し、62社以上がDIUの「極超音速の高頻度試験能力(hypersonic and high-cadence testing capabilities: HyCAT)」プロジェクト要請に応答した。DIUは、オーストラリア企業のハイパーソニックス・ローンチ・システムズ社(Hypersonix Launch Systems)に最初のプロトタイプ契約を発注した。同社は、上空の試験プラットフォームの開発に取り組む。また2件目の契約として、再利用可能な牽引発射(tow-launch)プラットフォームの開発に取り組むカリフォルニア州のフェニックス・スペース社(Fenix Space, Inc.)に発注した。これらのプロトタイプ試験から得られるデータと分析は、潜在的な兵器システムの概念、技術、ミッション・セットの評価を加速させることが期待されている。