CSET、AI後の国家力について分析報告

セキュリティ・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は今般、「AI後の国家力(National Power After AI)」と題する分析報告書を発表した。人工知能(AI)技術は、巨大国家間の競争を根本的に変える可能性があり、国家がパワーを創出する方法と、そのパワーを互いに相手に行使する動機の双方が変わると考えられる。本報告書は、AIと国家力についてより拡張的に思考するための最初の一歩であり、中国のような権威主義政府と米国との長期的な競争に関する実利的な洞察を得ることを模索している。予測可能な未来において、中国の人口と総合的な経済規模は、米国のそれらを上回る可能性が極めて高い(住民一人当たりのGDPは遅れを取るにもかかわらず)。この新たな試練は、ソ連との冷戦とは根本的な違いをもたらし、その成功には、国家がパワーを生み出す方法について、現代の環境的変化を思慮深くかつタイムリーに診断することが求められると分析している。また、こうした洞察は、米国及び同盟国への歩み寄りについてガイドとなり得ることが期待されている。

Center for Security and Emerging Technology “National Power After AI” (July 2022)