国立科学財団(National Science Foundation:NSF)は2012年度予算案として13%増の77億7,000万ドルを要請している。この予算大幅増加は「イノベーションや教育で他国を上回る」という一般教書演説での約束に則ったものであるが、この数値が実現される可能性は非常に低いと見られている。研究支援予算は12%増の62億3,000万ドルとなる。複数のイニシアチブで学際的研究に重点が置かれており、これはスブラ・スレシュNSF長官(Subra Suresh)が支持するアプローチである。活動内容が最も変化するのは教育部門で、STEM分野の大学院生が研究や活動をK-12教育に応用することを支援する「K-12教育における大学院生STEMフェロー・プログラム(Graduate STEM Fellows in K-12 Education Program)」の廃止や学習能力向上に関する研究支援を行う「学習科学センター(Science of Learning Centers)」が段階的に廃止される一方、2,000万ドルを投じて未来の教師育成や現行教師の教育を行うプログラム(「未来のための教師学習(Teacher Learning for the Future)」)などの開始が予定されている。
ScienceInsider “NSF Budget Would Grow by 13%, Adding Science and Education Programs” (2/14/11)