トロント大学(University of Toronto)の社会学者、カイル・サイラー氏(Kyle Siler)が率いる研究チームは、10年前に英国メディカル・ジャーナル(British Medical Journal)など医療系専門誌3誌に提出された1,000件以上の論文の追跡調査を行った。12月22日付けの米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)に発表されたその調査結果によれば、これらの専門誌のピアレビューによって駄作の論文が取り除かれている一方で、後に最も引用された論文(引用件数が多いと良質の論文とみなされる)を却下しているケースも目立つという。例えば、最も引用された15件の論文のうち、12件がピアレビューの前段階で却下されていたという。
Nature News “Peer review — reviewed” (12/22/14)