米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)」に今週掲載された研究報告によれば、生命科学分野においては男性研究者が率いる研究室ほど、同僚の女性研究者に比べると女性の採用が少ないという。そしてこの傾向は特に、いわゆる「エリート」とされる男性研究責任者による研究室ほど強い。報告によれば、男性教授が率いる研究室に女性が占める割合は、平均で、ポスドクの場合で36%、大学院生の場合で47%となっているが、米国科学アカデミー(US National Academy of Science: NAS)のメンバーやハワード・ヒューズ医療研究所(Howard Hughes Medical Institute: HHMI)から研究資金を受益している、いわゆるエリートの男性教授が率いる研究室に女性(ポスドク)が占める割合は31%に低下する。助教の多くはこうしたエリート研究室から任命されることから、本件は生物科学分野で教授に女性が占める割合がわずか18%であることの要因かもしれないと、執筆者達は指摘している。
Nature “Elite labs hire more men than women” (7/1/14)