国防総省(Department of Defense)は7月9日、次世代巡航ミサイルと無人航空機システム(UAS)防衛構想推進に向け、総額8,600万ドルの統合レーザー兵器システム(Joint Laser Weapon System: JLWS)に関する試作契約(Other Transaction Authority: OTA)を民間2社と締結したと発表した。レーザーや電波などを特定方向へ照射する指向性エネルギー兵器の実証段階から、量産型かつ実戦配備可能なコンテナ式高エネルギー・レーザー兵器の開発移行に向け、エヌライト・ディフェンス社(nLIGHT Defense)とロッキード・マーティン・アキュライト社(Lockheed Martin Aculight)と協働する。従来システムに比べ、光速迎撃や連続照射、極めて低い迎撃コストなどの利点があるとし、大量のドローン群(スウォーム)脅威へ対抗していく計画である。初期の150kW級から、将来的には堅牢な巡航ミサイル防衛に不可欠な300〜500kW級へと出力を増強し、地上・艦艇などへ迅速配備していく計画で、将来的には総額8億4,700万ドル規模の契約になるという。
Department of Defense “Department of War Announces Awards $86 Million Joint Laser Weapon System Agreements to Scale Directed Energy Capabilities” (07/09/26)
https://www.war.gov/News/Releases/Release/Article/4539008/department-of-war-announces-awards-86-million-joint-laser-weapon-system-agreeme/