NSF、安全なオープンソース・エコシステム構築に最大4,000万ドル投資へ

米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は6月9日、初期研究成果を社会的影響力のある解決策へと転換する新構想「安全なオープンソース・エコシステム実現のための道筋(Pathways to Enable Secure Open-Source Ecosystems: PESOSE)」へ最大4,000万ドルを投資すると発表した。将来性や実績のある既存のオープンソース製品やツールを基盤に、安全で持続可能なオープンソース・エコシステム(Open-Source Ecosystems: OSE)の構築と拡大を支援する取り組みである。人工知能(AI)やデータサイエンスなどを支えるオープンソース・ソフトウェアが広く普及している一方で開発者やリソース不足によるイノベーションの停滞、セキュリティの脆弱性や供給網(サプライチェーン)のリスクが課題となっていた。これを踏まえ、傘下の技術・イノベーション・パートナーシップ局(Technology, Innovation and Partnerships: TIP)は、基礎科学成果を市場投入し、実用化を加速させる方針で、特に管理組織への投資を通じて、脆弱性へ重点的に対処していく構えである。

NSF “NSF investing in secure open-source ecosystems” (06/09/26)
https://www.nsf.gov/tip/updates/nsf-investing-secure-open-source-ecosystems