製薬業界、研究開発の生産性は足踏み状態

デロイト社(Deloitte)とトムソン・ロイター社(Thomson Reuters)が、製薬大手12社における研究開発の評価を行った年次報告書によれば、製薬企業は新規治療薬の探求ではより効率的になっているものの、それらが投資リターンの向上にはつながっていないという。研究所における低い生産性は世界の製薬業界が抱える大きな問題となっている。報告書によれば、製薬大手12社が承認を受けた新規医薬品は41件で売上予測合計は2,110億ドルとなっている。承認された医薬品件数は前年(32件)の30%増であるが、売上予測合計は前年(3,090億ドル)より低く、製薬企業は生産性の低迷に苦しんでいる。それでも、調査対象となった12社のうち10社において後期段階の試験的医薬品が強化されるなど、有望な兆しも見られる。
Reuters “Drug industry treading water on R&D productivity” (12/3/12)