戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies: CSIS)は10月11日、「中国が将来のAIへアクセスすることを阻止する(Choking Off China’s Access to the Future of AI)」と題する報告書を発表した。バイデン政権は10月7日、人工知能(AI)及び半導体技術に関する新たな対中国輸出管理政策を発表した。バイデン政権はここ数週間、AI及び半導体の輸出管理制限について批判を受けていたが、これらの新たな管理政策は、米中関係の真の転機となるものである。報告書の執筆者は、バイデン政権が対中国半導体政策で取り組もうとしている4つの「難所(chokepoint)」として、①中国がハイエンドAIチップにアクセスすることを阻止することで、中国のAI業界を窒息させる、②中国が米国製のチップ設計ソフトウェアへアクセスすることを阻止することで、中国がAIチップを国内設計することを阻止する、③中国が米国製の半導体製造設備にアクセスすることを阻止することで、中国が先端チップを製造することを阻止する、④中国が米国製のコンポーネントへアクセスすることを阻止することで、中国が国内で半導体製造機器を生産することを阻止する、を挙げている。報告書は更に、バイデン政権の措置から考えられる考察点や、政策の主要課題及び疑問について記述している。