国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の「機械の常識(Machine Common Sense: MCS)」プログラムは、複数の実験を通じて、ロボティック・システムにおける一連の性能向上を実証した。最近のMCSの実験では、シミュレーションによる訓練のみを使って、目的物のつかみ方から障害への適応、様々な目的のための速度/進度の変更など、システムの能力進展が実証されている。具体的な例として、カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)の研究者は、4本脚のロボットが地形の変化に素早く適応できる「早急な動作適応(rapid motor adaption: RMA)」アルゴリズムを開発した。新たなアルゴリズムやシミュレーションによる訓練を通じて、ロボットが実世界のシナリオに対応できるよう準備させることが狙いである。