ロシアによるウクライナ侵攻は、欧州に難民危機をもたらし、ウクライナを脱出した数百万人のウクライナ人の中には数多くの科学者・研究者も含まれる。こうした科学者が研究活動を安全に継続できるよう支援するため、米国科学アカデミー(National Academies of Sciences)は、家族と共にウクライナを離れてポーランドに移住するウクライナ人研究者を支援するポーランド科学アカデミー(Polish Academy of Sciences)を支援するため、「安全通路基金(Safe Passage Fund)」を立ち上げた。このイニシアチブは、タリバンによるアフガニスタン制圧後、米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicines)がアフガニスタン人研究者グループの避難・移住を助けるために行った過去の取り組みを基盤としている。NASは、ウクライナ人研究者を支援する共同作業に加わり、現在、ポーランド及びウクライナのアカデミーと共に、米国内外の個人や財団からの寄付を収集している。