2020年初頭に、新型コロナのパンデミックを受けて多数の会合がキャンセルされた時と同様、感染力の高い変異株「オミクロン株」が世界中を席捲する中、対面式で行われる予定であった科学会合の多くが再びキャンセルされる事態となっている。多くの科学コミュニティが対面式とオンライン式を合わせたハイブリッド会合を準備していることから、対面式の部分を削ることで対応できる形となっているが、緊急事態に対応できず、会合のキャンセルを余儀なくされている団体もある。米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science: AAAS)は1月6日、年次会合のうち、対面式の部分(来月にフィラデルフィアで開催予定であった)はキャンセルすることを発表した。ハイブリッド会合が元々予定されており、オンライン式の部分は予定通り実施される。米国気象学会(American Meteorological Society)も同日、年次会合の対面式の部分はキャンセルすると発表した。今週、完全な対面式イベントを計画していた合同数学者会合(Joint Mathematics Meetings)は、4月のオンライン式会合に変更すると発表した。一方、今週、アリゾナ州で会合が予定されている統合・比較生物学学会(Society of Integrative and Comparative Biology: SICB)は、追加の安全対策を講じた上で計画通り実施すると発表した。
Science “Omicron leads to fresh wave of scientific meeting cancellations” (1/6/22)