政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は今般、「炭素捕獲・貯留:エネルギー省の実証プロジェクト管理を向上させる取り組みが必要(Carbon Capture and Storage: Actions Needed to Improve DOE Management of Demonstration Projects)」と題する報告書を発表した。エネルギー省(Department of Energy)は2009年以来、石炭発電所及び産業施設から排出される二酸化炭素の捕獲・貯留(carbon capture and storage: CCS)方法の実証プロジェクトとして、石炭発電所CCSプロジェクト及び産業施設におけるCCSプロジェクトに合計11億ドルを投資している。その成功の度合いは様々だが、概ね産業施設CCSプロジェクトの方が成功している。石炭発電所CCSプロジェクトの多くは、経済的実行可能性が主な理由となってCCS設備の建設に至らなかった。GAOは、石炭CCSの実証プロジェクトに関するエネルギー省の管理について、大幅なリスクを特定した上で、同省に対し、①プロジェクトの選出と交渉プロセスの改善、②確立された規模やスケジュール、予算に照らし合わせたプロジェクト管理の一貫化、を勧告している。