NIHが拠出するR01グラント(もしくはR01相当のグラント)は、バイオ研究者が研究キャリアをスタートする上で重要な助成プログラムであるが、関係者らは、研究者が最初のR01相当グラントを受益する年齢が上昇している点に懸念を表明している。今回NIHが発表したデータによると、1995~2020年度のR01相当グラント受益時年齢は、継続的に上昇しているものの、過去十年間の上昇率は鈍化しているという。バイオメディカル研究従事者はここ数十年間に高齢化しており、キャリア早期の研究者は、様々な困難に直面していることから、NIHは、将来のバイオメディカル労働力への潜在的影響を考慮し、2000年代後半から、初期ステージの研究者(Early-Stage Investigator)優先や、次世代研究者イニシアチブ(Next Generation Researchers’ Initiative)実践に踏み切っている。