プライスウォーターハウス・クーパース社(PricewaterhouseCoopers LLP:PwC)は、第14回年間グローバルCEO調査(14th Annual Global CEO Survey)の結果を発表した。調査は2010年第4四半期に世界69カ国で1,201社の経営者を対象に実施されたもので、これによれば、現在は経済危機からの回復途上ではあるものの、企業のCEOの間では楽観的観測が復活しており、今年の成長について危機以前の経済繁栄時と同じような自信が見られるという。地域により経済回復の速度にばらつきが見られる中、企業は強い経済回復が見られる地域での売上増をターゲットとすると同時に、企業戦略を変更している。戦略変更における重点分野としては、①イノベーション、②人材、③企業の成長に重要と考えられる分野での政府とのシェアアジェンダ、の3点が挙げられている。また、イノベーションへのアプローチとして、イノベーション活動を顧客により近づける(顧客の声をイノベーションに取り入れる、開発プロセスを物理的に顧客に近い場所に移動するなど)、「オープン・イノベーション(開発プロセスにより多くの人材が携わる)」の採用などが指摘されている。
pwc “14th Annual Global CEO Survey Growth reimagined” (February 2011)