米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の国立科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)の発表によれば、連邦機関による大学の科学・工学(S&E)活動への支援(obligation)は、2020年度に前年度比3%増加し、391億ドル(現行ドル)の高水準となった。ただし、インフレ調整後の数値(2020年度)は344億ドルで、2009年度(378億ドル)及び2010年度(374億ドル)より低い。2009年度及び2010年度は、米国景気対策法(American Recovery and Reinvestment Act of 2009: ARRA)の追加資金によって連邦研究開発(R&D)予算が増加したのと同様に、2020年度の景気刺激資金による14億ドルによって、連邦の高等教育S&E予算は増加した。パンデミック関連の刺激資金の注入がなければ、2020年度の高等教育のS&E予算は378億ドルで前年度比1%減であった。記事はこの他に、大学全体を対象としたS&E予算、一部の少数派機関を対象としたS&E予算、歴史的に黒人の多い大学を対象としたS&E予算などについて記述している。