電気工学学位取得者の減少は、米国競争力低下にリスク

CHIPS・科学法(CHIPS and Science Act)により、今後数年間に、電気工学(electrical engineering: EE)の学位を必要とする雇用が数千件創出されるが、ITイノベーション財団(Information Technology & Innovation Foundation: ITIF)が発表した報告書「ショート・サーキット:米国における電気工学学位(Short Circuited: Electrical Engineering Degrees in the United States)」は、EEの学位を取得して卒業する学生の割合が減少していると警告する。例えば、2020年に米国大学が授与したEE学位はわずか2万9,860件(学士、修士、博士)で、同年に授与された全学位の1%となっている。また、1997年から2020年の間に授与されたEE学位はわずか37.5%増で、その他の全ての学問分野の授与数は81%増加した。報告書は、米国が競争力を維持することに真剣であるなら、政策策定者は、米国市民及び永住者のEEプログラムへの登録が増えるよう、大学にインセンティブを提供しつつ、EEプログラムの学生維持率を高めることに取り組む必要があると主張した。その上で、主要な政策勧告を提示している。

Information Technology & Innovation Foundation “Declining Electrical Engineering Degrees Risk Undermining U.S. Competitiveness, New ITIF Report Warns” (4/24/23)