米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の2022年の科学工学指標(Science & Engineering Indicators)による「研究開発:米国のトレンドと国際比較(Research and Development: U.S. Trends and International Comparisons)」は、主要な考察点として、①米国の研究及び実験的開発(R&D)の活動は、2019年に6,670億ドルに達し、2020年は7,080億ドルとなり、全ての部門(企業、高等教育、連邦政府、非営利組織、その他)で増加したが、多くは企業部門での増加、②インフレ調整後の米国のR&D全体の増加率は2010~2019年の年間平均で3.8%となり、同期間の米国のGDPの増加率(2.2%)を大きく超過、③米国は引き続き世界的なR&D活動のリーダーで、世界のR&Dの28%を占め(2019年)、中国が2番目(5,260億ドル。世界のR&Dの22%)となっているが、中国の2010-2019年の年間平均増加率は米国のほぼ2倍、④世界のR&D活動は一部の国に集中しており、米国、中国、日本、ドイツ、韓国、フランス、インド、英国を合わせると世界のR&D活動の約75%を独占(2019年)、を挙げている。