エネルギー省(Department of Energy)は11月18日、米国の電力グリッドの拡大と高度化を目的として、新たな資金提供機会(FOA)を発表した(合計130億ドル)。超党派インフラ法(Bipartisan Infrastructure Law)から資金拠出を受けた「グリッド対応力革新的パートナーシップ(Grid Resilience Innovative Partnership: GRIP)」プログラムと「配電促進プログラム(Transmission Facilitation Program)」の2つで、重要な電力の移送及び流通インフラへの直接投資としては唯一最大規模となる。GRIPプログラムは、①グリッド対応力ユーティリティ及び業界グラント(Grid Resilience Utility and Industry Grant)(25億ドル)、②スマート・グリッド・グラント(Smart Grid Grant)(30億ドル)、③グリッド・イノベーション・プログラム(Grid Innovation Program)(50億ドル)の3つで構成されており、今回発表された第一次FOAは合計38億ドルとなっている(2022及び23年度)。また、配電促進プログラムは、グリッドの改良や構築が直面する経済的障害を克服する一助となる革新的な回転基金を確立するもので、エネルギー省は本プログラムを通じて超党派インフラ法から最高25億ドルを借り受けることができる。