プラスチック廃棄物が埋立ごみ処理場で山積みされ、2050年には海洋にいる魚類よりも多くの重量のプラスチックが浮遊すると試算されている。科学コミュニティが十分に理解していない点は、それによって失われるエネルギー機会である。つまり、プラスチックごみはエネルギーの無駄でもある。エネルギー省(Department of Energy)傘下の国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory: NREL)の科学者が発表した論文「米国内のプラスチックごみの定量化と評価(Quantification and evaluation of plastic waste in the United States)」によれば、2019年に埋立ごみ処理場に廃棄されたプラスチックごみのエネルギー価値は、米国の輸送部門が使用するエネルギーの5%、もしくは産業部門が使用するエネルギーの5.5%を供給するのに十分であった。また、NRELの試算によれば、米国内のプラスチックごみの総量は4,400万メトリック・トンとなっている。更に、米国内でリサイクルされているプラスチックごみは約5%で、86%は埋立ごみ処理場行きとなっている(2019年)。