米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)及び米国医学アカデミー(National Academy of Medicine)は今般、「医療と医薬における公平なイノベーションへ向けて:一つの枠組み(Toward Equitable Innovation in Health and Medicine: A Framework)」と題する報告書を発表し、新興の科学・技術・イノベーションと公平性を整合させるためのガバナンス枠組みを提示した。遺伝子編集や再生医療、人工知能(AI)などのイノベーションが臨床及び日常生活でますます使用される中、これらの技術の潜在的な恩恵を公平に分散するための新たな枠組みが必要とされている。報告書は、大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)がこの新たなガバナンス枠組みの採用に関して連邦省庁機関にガイダンスを提供すること、新たな「バイオ医療イノベーションにおける公平性作業部会(Equity in Biomedical innovation Task Force)」を招集すること、イノベーション文化の新たな方向性を定めることなどを勧告している。