ランド研究所(Rand Corporation)は今般、「気候変動の結果としての国家重要機能のリスクの評価(Assessing Risk to the National Critical Functions as a Result of Climate Change)」と題する報告書を発表した。国家重要機能(National Critical Function: NCF)とは、政府及び民間部門にとって重要な機能であり、その混乱は安全保障や経済、公衆衛生または安全を弱体化させるもの。ランド研究所の研究者は、気候変動がNCFに呈するリスクを評価、管理するためのリスク管理枠組みを策定し、それを用いて27件の優先的なNCFについて評価を行った。報告書は、キーファインディングとして、「現行の温室効果ガス排出に基づくシナリオの下、分析対象となった27件のNCFは全て、2100年までに気候変動を原因とする何らかの混乱を受ける」としている。報告書はまた、その本件に関する具体的な勧告を提示している。