マッキンゼー、ゼロ排出貨物輸送加速に関する提言発表

マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)は7月28日、「脱炭素化の促進:ゼロ排出貨物輸送の加速(Driving decarbonization: Accelerating zero-emission freight transport)」と題する記事を発表した。世界中の産業及び部門が、地球温暖化対策として、気温の上昇を摂氏1.5度までに抑制することを目的とした炭素排出目標を設定している。しかし、2020年に7.5ギガトンの二酸化炭素を排出した輸送部門は、こうした削減目標を達成できる軌道上にない。荷送人(物品の所有者)と運送人(輸送提供者)は、脱炭素化を加速させる上で役割を担っているが、「荷送人は、低炭素のサプライ・チェーンを希望し、環境に優しいサービスに割増費用を払う意思があるが、運送人は低炭素資産及びインフラに投資するためには長期的コミットメントを通じた十分な需要を確実にする必要がある」というジレンマがある。これに対してマッキンゼー社は、「標準化されたブック・アンド・クレーム(book-and-claim)の枠組みを使い、物理的製品と仮想上のクレジットを別個にすることで環境に優しいサービスへの需要を実現し、環境に優しいサプライ・チェーン同盟はその費用とアクセス性を向上させる」という、相互の同意に基づく実現要素の強化を提案している。

McKinsey & Company “Driving decarbonization: Accelerating zero-emission freight transport” (7/28/22)