クリーンエネルギー経済に重要なアルミニウム業界の炭素排出は膨大

環境インテグリティ・プロジェクト(Environmental Integrity Project)は今般、「アルミニウムのパラドックス:クリーンエネルギーに重要だが、温室効果ガス、大気、水汚染の主要源でもある(The Aluminum Paradox: Vital for clean energy, but also a major source of greenhouse gases, air and water pollution)」と題する報告書を発表した。報告書によれば、アルミニウムはクリーンエネルギー経済にとって重要だが、アルミニウムの生産は、温室効果ガス排出や有害大気、水汚染の主要な源になっている。報告書は、連邦政府が、インフレ低減法(Inflation Reduction Act)を通じて重工業産業による炭素排出削減を奨励するため、数十億ドルのグラントを提供する中で発表された。アルミニウムは軽量で強度と耐久性に優れていることから、ソーラー・パネルや風力タービン、電気自動車の主要部品となっているが、アルミニウムの生産は大気・水汚染の原因であり、コミュニティや環境に悪影響を及ぼす。政策・研究アナリストで報告書の第一執筆者であるナディア・ステインゾー氏(Nadia Steinzor)は、「アルミニウムはクリーンエネルギー及びクリーン輸送へのシフトや、力強い米国産業及び雇用の創出において、極めて大きくかつ前向きな役割を担っている。しかし、その有望性を果たすためには、アルミニウム生産者は汚染を削減し、改良された規則の下で現代化及び操業に取り組む必要がある」と述べる。

Inside Climate News “Crucial for a Clean Energy Economy, the Aluminum Industry’s Carbon Footprint Is Enormous” (9/27/23)