カナダ政府は4月、研究開発(R&D)イニシアチブを次々に発表している。同国は、企業によるイノベーションやスピンアウトの成功に欠けており、企業によるR&D支出はG7諸国の中で最も低い。こうした状況の打開策の一環として、カナダ政府は新たに「カナダ・イノベーション・投資局(Canadian Innovation and Investment Agency)」を設立した。同局は、イスラエルのイノベーション局(Innovation Agency)やフィンランドのイノベーション機関をモデルとし、連邦政府から独立した形で運営され、研究ファインディングの市場実行可能性を評価し、その加速を支援する。一方、欧州連合(European Union: EU)は、地理的に離れた諸国にも門戸を開放する新たな枠組みプログラム、「ホライゾン・ヨーロッパ(Horizon Europe)」を進めており、カナダ政府は本組織への加盟に関心を示している。そして今般、予備的協議の段階を終え、次の公式な交渉が開始されると発表した。
Science Business “Canada launches innovation agency and edges towards Horizon association” (4/29/22)