多様な再生可能エネルギー(variable renewable energy: VRE)を活用し、大幅に脱炭素化されたエネルギー・システムにおいては、曇り空や無風状態でVRE資源からの発電が低い時や、高需要の際に電力を維持するためのエネルギー貯蔵が必要である。今般、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)のエネルギー・イニシアチブ(MIT Energy Initiative: MITEI)が発表した「エネルギー貯蔵の未来(Future of Energy Storage)」と題する報告書は、エネルギー貯蔵の必要性を明確にし、2050年までに脱炭素化された電力システムを達成するため、VRE資源及び貯蔵を用いた方策を探索している。報告書は、貯蔵を効率的に導入及び使用するため、電力システムの計画や運用、規制を目的とした高度な分析ツールへの連邦投資を提案している。また、州及び連邦レベルの規制当局における補完的な人員及び技能向上プログラムへの支援も勧告している。