USPTO、画期的な遺伝子編集技術の発明者を決定へ

特許商標局(U.S. Patent & Trademark Office: USPTO)は1月11日、画期的な遺伝子編集技術であるCRISPRを最初に発明したのは誰かという問題に判断を下す手順を正式に開始した。科学者らは、「この強力な技術により、生細胞の遺伝子編集がより容易かつ正確に行えるようになる」としており、判断の結果は数百万ドルの価値をもたらし得る。特許権を巡って争っているのは、ジェニファー・ダウドナ研究者(Jennifer Doudna)を中心とするカリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)のチームと、フェン・ザン(Feng Zhang)を中心とするマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)のチームとブロード研究所(Broad Institute)によるチームで、ダウドナ氏側は2013年に本技術の特許出願を先に行ったが、ブロード-MIT側が2014年4月に最初に特許を付与された。ダウドナ氏側は4月に、USPTOにインターフェアレンスを要請していた。そしてUSPTOは11日、最初の発明者と推定されることを意味する「シニア・パーティ(senior party)」はダウドナ氏側であると認めた。今後は、双方の証拠の審査が行われる。
Reuters “U.S. patent agency to decide inventor of powerful gene editing technology” (1/12/16)