米国科学審議会(NSB)、米国のイノベーション能力に懸念を示す

米国科学審議会(National Science Board:NSB)は7月16日に発表した報告書「研究開発、イノベーション、科学・工学労働力(Research & Development, Innovation and the Science and Engineering Workforce)」の中で、米国の経済成長を支えるイノベーション能力に懸念を示した。報告書によれば、2008~2009年の間に米企業は研究開発への投資を約5%(120億ドル)削減していること、政府があらゆるレベルで厳しい予算状況にあることが、懸念の理由という。報告書はまた、将来の研究開発労働力を教育・育成する政府の能力にも懸念を示している。その一方で、米国の研究開発活動は1953年以来成長し続けていること、科学工学労働力の年間の伸び(1.4%)は全体的な雇用の伸び(0.2%)を上回っていることなどから、米国のイノベーション能力に楽観的見解も示している。
National Science Foundation “National Science Board Concerned About U.S. Innovation Capacity” (7/16/12)