NSB、「米国が発見とイノベーションを先導するには人材に投資すべき」と報告

米国科学審議会(National Science Board: NSB)は3月13日、「2024年米国科学工学の現状(The State of U.S. Science and Engineering 2024)」を発表した。それによれば、米国は他のどの国よりも研究開発(R&D)を実施しているが、中国を中心とした東・南東アジアの諸国が活動を強化している中、米国の世界的な位置づけは低下している。NSBのダニエル・リード議長(Daniel Reed)は、「報告書は、米国の科学・工学(S&E)事業が外国生まれのSTEM人材への依存を高めていること、そして横ばいの連邦政府R&D投資によって限定されていることを示している。我々は、国防及び教育法(National Defense and Education Act)などの新しい法律や、連邦科学機関への適切かつ頑強な予算といった政策を実施しなくてはならない」と述べる。報告書は、外国生まれの科学者や工学者が米国の競争力で果たしている大きな役割(特に全ての博士号レベルにおいて)や、新型コロナのパンデミックによってS&E部門の教育と研究に混乱が生じていること、米国の小中学生の数学の点数に否定的な影響を及ぼしていることを示している。

National Science Foundation “The U.S. Must Invest in its People to Lead Discoveries and Innovations” (3/13/24)