昨年、量子コンピュータの攻撃に抵抗できることを意図した4つのアルゴリズム(CRYSTALS-Kyber、CRYSTALS-Dilithium、SPHINCS+、FALCON)を選択した米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)は、これらのアルゴリズムを標準化するプロセスを開始した。これは、世界中の組織がこれらの数学的ツールをそれぞれの暗号化インフラに統合できるようにするための最終ステップとなる。NISTは8月24日、昨年選出した4つのアルゴリズムのうちの3つについて標準の草案を発表し、世界中の暗号化技術コミュニティからのフィードバックを要請した(締め切りは11月22日)。残りの1つのアルゴリズム(FALCON)の標準の草案は1年以内に発表される予定である。また、NISTはこの4つ以外にも、新たに複数のアルゴリズムを選択しており、作業は継続される。