NHGRI、ゲノミクスのビジョン発表

国立ヒトゲノム研究所(National Human Genome Research Institute:NHGRI)は、ゲノミクスに関する新たなビジョンを示した報告書「ゲノム医療への道:塩基対から診療ベッドへ(Charting a Course for Genomic Medicine from Base Pairs to Bedside)」を発表した。これは約2年間の年月を経て作成された報告書で、世界中の科学者達が多くの有望な機会を最大限に生かし、今後10年間におけるゲノミクス研究で直面する重要な課題に挑戦する上で、フォーカスや投資が必要とされる分野について概説している。執筆者達は、進展が必要とされるコアエリアとして、①ゲノム構造の理解、②基本的なゲノム生物学の理解、③疾病生物学の理解、など5点を挙げている。また、今後数十年間でゲノミクスの発見は医療科学の分野で劇的な進展を遂げるであろうが、それらの進展を臨床へと発展させるには膨大な研究が必要とされるであろうと述べている。
GenomeWeb Daily News “NHGRI Offers ‘New Vision’ for Genomics Future” (2/10/11)