DARPA、生物システムにおいて電磁波が持つ役割を探る「ラジオバイオ」プログラムを立ち上げ

科学者は数十年にわたり、電磁波が細胞内あるいは細胞間の信号として機能する可能性について研究してきた。1960年代以降、細胞膜からテラヘルツ周波数が発生している可能性が示唆されているが、再現可能な実験を行うための技術とツールが欠落していた。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は2月7日、生物細胞間で意図的な電磁波信号が存在するのか、そしてその存在を示す証拠がある場合、どのような情報が伝達されるのかについて研究する「ラジオバイオ(RadioBio)」プログラムを開始すると発表した。プログラムは2つのフェーズ(24か月間)で行われる。フェーズ1では、理論的なモデリングと仮定に基づく電磁波信号経路のシミュレーションなどが行われ、フェーズ2ではフェーズ1でモデル化された経路を再現、確証、実証する個別の試験台の開発などが目標になる見込みである。
Defense Advanced Research Project Agency “RadioBio: What role does electromagnetic signaling have in biological systems?” (2/7/17)