厚生省(Department of Health and Human Services: HSS)傘下の医療高等研究計画局(Advanced Research Project Agency for Health: ARPA-H)は9月28日、抗生物質耐性菌の増大する脅威に対処する新たなプロジェクトを発表した。細菌感染症は依然として、世界中で大きな死亡原因の一つであり、米国内では毎年、280万件以上の抗生物質耐性菌感染症事案が生じており、35万人が死亡している。さらに、こうした感染により入院日数の長期化や、医療費の増加などが生じている。こうした危機への対策として、ARPA-Hは、オープンな広範な官庁公示(Open Broad Agency Announcement: Open BAA)を通じて、「変革的なソリューションで抗生物質耐性を打破する(Defeating Antibiotic Resistance through Transformative Solutions: DARTS)」プロジェクトに資金を提供する。DARTSは、一連の診断及び実験的プラットフォームの開発に焦点を当て、抗生物質耐性がどのように始まるのか、新たな抗生物質の模索、感染患者にリアルタイムで処方する適切な抗生物質の早急な特定に関する洞察を得る。ハーバード医薬大学院(Harvard Medical School)が主導する多機関の研究チームが本プロジェクトの下、最高1億400万ドルを受益する。